はじめに
14億人の人口を抱える中華人民共和国。
この市場で自社製品を展開すべく、多くの国内・海外企業がしのぎを削っている。
こちらのスライドは、RX(処方薬)・OTC・健康食品・医療器械・化粧品を中国で上市登録する際の必要条件をまとめたものだ。
今後大きな変化が起こるかもしれないのが、OTCの新薬(輸入品)に関してだ。先日のibgHealthcare Newsでも紹介したとおり、2020年7月に出された《化学医薬品-非処方薬 上市登録技術指導原則(パブリックコメント)》の展開次第では、要件が緩和される可能性がある。もちろん、半年経っても正式版が発表されておらず、またOTC市場は国内企業が現状強い分野でもあり、緩和されるかどうかはまだ静観しなければならない状況だ。
販売可能なチャネルの状況
こちらは、RX(処方薬)・OTC・健康食品・医療器械・化粧品の中国における販売可能なチャネルをまとめたスライドだ。
越境ECは、いくつかの省市で個別にパイロット試行されており、推奨品目リストが発表されていたりする。
プロモーションの状況
プロモーション方法は、RX・OTC・健康食品・医療器械・化粧品で大きく異なるため、なかなか纏めづらい。
上記スライドは、主なプロモーション対象と内容をまとめたものだ。
化粧品だが、保湿・美容・脱毛・脱臭などの効能が認可されたものが特殊化粧品、そうでないものが一般化粧品と分類される。
さいごに
今回は、医薬品以外の内容についても取り上げてみた。
健康ニーズの多様化に伴い、それに応える産業(製品・サービス・カルチャー等)もより広義なものとなってきている。
春節明けということで、少し広い視点での内容を紹介した。参考になれば幸いです。
以上
この記事は各種公開情報・ibg経験等を基に、ibgが内容を作成したものです。