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      中国語
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      高齢化事業発展・養老サービス体系プラン 5か年計画の発表

       

      はじめに

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      2022年2月21日、国務院より《“十四五”高齢者事業発展・養老サービス体系プランの通知(中文:“十四五” 国家老龄事业发展和养老服务体系规划的通知)》が発表された。

      先ずは、中国国家統計局が発表した2020年の調査結果を振り返ろう。

      ・総人口:14億1,178万人

      ・60歳以上人口:2億6,400万人(全体の18.7%)

      2025年には60歳以上人口が3億人を超えて「中度高齢化社会」へ突入すると言われている。今回発表された第十四次5か年計画の実行是非・成果が、中国における高齢化対応のポイントにとなる。

      今回発表された《“十四五”高齢者事業発展・養老サービス計画体系プランの通知》は、12章(全39条)から構成されている。

      1章.計画策定の背景

      2章.全体要求(第1条~第3条)

      3章.社会保障・養老ネットワークの完備(第4条~第7条)

      4章.普惠型養老サービスの拡大(第8条~第9条)

      5章.居住社区養老サービス能力の強化(第10条~第12条)

      6章.高齢者健康維持体系の改善(第13条~第16条)

      7章.高齢者向け経済の発展(第17条~第19条)

      8章.高齢化に対する意識の変革(第20条~第22条)

      9章.高齢者に対する友好的社会環境の構築(第23条~第26条)

      10章.事業発展基盤の強化(第27条~第30条)

      11章.高齢者の合法権益を担保(第31条~第33条)

      12章.プラン実施の保障(第34条~第39条)

      インフラ面・サービス面・製品面だけに限らず、精神面・法律面といった幅広い視点から、様々な定性目標・定量目標が今回示された。

      本5か年計画の内容をいくつか抜粋・整理したので、簡単に紹介したい。

       

      これまでの成果と今後の目標

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      上記スライドは、「1章.計画策定の背景」と「2章.全体要求」より抜粋したものだ。

      ポイントを2点抽出した。

      【養老サービス施設向け介護型ベッド数の増加】

      ・見ていただければ分かる通り、施設・設備面として2025年にはベッド数を900万床以上にする目標が掲げられている。

      ・2022年1月10日に発表された《“十四五”公共サービス計画》では、「養老施設介護型ベッド数の割合:38%(2020年)→55%(2025年)」、「養老サービスベッド数:823.8万(2020年)→約1,000万(2025年)」と示されている。微妙な数値差はあるが、ベッド数を増やす方針であることは間違いない。

      【医療・養老融合サービス展開の推進】

      ・本5か年計画の6章・第15条(医療・養老融合の深化)でも、「2025年までに養老施設で医療・養老融合サービスの提供を可能とする」といった目標が掲げられている。

      ・国家衛生健康委員会から出された《高齢者医療介護サービスパイロット業務の展開に関する通知》や《医療機関設置計画への指導原則(2021-2025年)》でも、「医療と養老の融合」は示されている。「二級以下医院の介護院への転換」も含めて、今後の変化を注視したい。

      広範囲な体系構築プラン

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      上記は3章~12章の内容から一部抜粋したものだ。

      私の憶測も入ったコメントで恐縮ですが、ポイントをいくつか抜粋した。

      【社会保障制度】

      ・年金制度の調整が示唆されている。

      ・また以前から複数都市でのパイロット試行が行われている介護保険制度に関しても、今後具体化することが示されている。

      【要介護認定】

      ・「高齢者能力評価制度の構築(中文:建立老年人能力综合评估制度)」とは、いわゆる要介護認定・要支援認定のことだと考えられる。

      【養老サービス施設】

      ・地方政府・企業が一体となって建設していくことが示されている。

      ・また国有企業の参入を促しているのと同時に、品質・コスト・運営効率について国有企業を評価することも明記されている。

      【健康管理・医療・介護の融合】

      ・高齢者に対する「健康教育活動」から始まり、「健康状態の検査強化」・「総合医院における老年医学科の増加」・「リハビリ医院、介護院、介護ステーションの増加」などが掲げられている。

      ・また認知症に関する記載もあり、高齢化社会を迎える中国にとって今後の大きな課題と言える。

      【福祉製品・用具】

      ・人工知能・5G・ウェアラブルデバイスなどの積極活用を謳っているところが中国らしい。

      上記以外にも、財政金融面からの支援強化や、高齢者の意識改革(高齢者向け大学の設置等)といった様々な施策が、今回の5か年計画で示されている。

      以前の国務院発表文書と比較

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      上記スライドは、2021年11月24日に国務院から発表された《新時代老齢業務の強化に関する意見》をまとめたものだ。(8章(全24条で構成))

      今回2022年2月に発表された5か年計画(“十四五”高齢者事業発展・養老サービス体系プラン)は、上記よりも広範囲な内容で、また様々な数値目標が示されていることが大きな違いと言える。

      さいごに

      健康中国2030目標の実現へ向けて、「健康管理/予防」~「治療」~「介護/リハビリ」を一体とする対応を中国政府は掲げている。

      2025年の60歳以上人口予測は3億人を超え、世界にも稀に見るほど多くの高齢者を今後抱える中国。

      医療・養老・年金といった様々な視点から未来を想像するのも面白いと思う。

      以上

      この記事は各種公開情報・ibg経験等を基に、ibgが内容を作成したものです。

       

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