ゼロコロナ政策が緩和された中国で、新たに4つの新型コロナワクチンが承認された。(上記スライド内の青色箇所)
今回更新した4製品の情報は政府部署からの発表ではなく、各社ホームページ等から収集した情報であることを最初に伝えておきたい。
【1つ目:北京万泰生物】
- 北京万泰生物が、厦門大学及び香港大学と共同で研究開発した新型コロナワクチン
- 接種対象者は18歳以上で、既に他ワクチンを1~3回接種済みの方。このワクチンの接種回数は2回で、間隔は2週間
- インフルエンザをベースとする、世界初の「鼻腔スプレー式ワクチン」で、以下の写真が掲載されている
【2つ目:三叶草生物】
- 三叶草生物は2007年6月に設立された会社
- 今回中国で緊急使用許可された、同社の新型コロナウイルスワクチン SCB-2019(CpG 1018╱鋁佐劑)は、欧州薬品管理局及びWHOに対しても条件付き上市許可申請が出されている状況
【3つ目:北京神州細胞生物】
- 2002年6月、現在子会社の神州細胞工程有限公司が設立
- 同社の新型コロナウイルスワクチン SCTV01Cは2021年11月に国家薬品監督管理局(NMPA)に緊急臨床試験の実施が承認され、試験の後に今回の上市へ至った
【4つ目:成都威斯克生物】
- 成都威斯克生物は2020年7月に設立された会社
- 2020年初からの新型コロナウイルス拡大へ対応すべく、四川大学華西医院生物治療国家重点実験室の科学者たちが、国務院联防联控机制科研攻关組ワクチン研究開発チームの協力を得ながら、今回上市された重組新型コロナウイルスワクチン(Sf9细胞)を開発した
以上、簡単だが今回新たに承認された4つの新型コロナウイルスに関する情報を紹介した。
上記は、2022年12月12日に国家薬品監督管理局(NMPA)から発表された「42の承認済み抗原検査キット」に関する情報である。
12月9日には39、12月11日には40、そして12月12日には42と、ゼロコロナ政策の緩和に伴い、抗原検査キットの承認種類数を増やしている状況だ。
「新型コロナウイルスとの本当の戦いが始まった」と言う中国人の方もいる。
適切な健康管理・予防・治療が行われ、人々が安心・安全に暮らせる日が来ることを願いたい。
以上
この記事は各種公開情報・ibg経験等を基に、ibgが内容を作成したものです。