はじめに
VBPだが、大きく以下2通りが実施されている。
【国家レベルVBP】
GQCE(一致性評価)を通過したジェネリック薬が存在する一般名&剤型が検討対象品目
【省レベルVBP】
国家レベルVBPの適用範囲に含まれていない医薬品(GQCE品のない一般名&剤型の品目も対象)
こちらは2020年5月までに行われた省VBPを纏めたものだ。この後も、江西省などで消化系統の医薬品を対象にVBPが行われた。
安徽省からの新たな発表
2020年10月9日、安徽省から《2020年安徽省公立医療機関臨床常用医薬品集中帯量購買価格協議業務に関する告示(意見募集書)》が公布された。
以下の表にある4分類を対象に、2019年度の公立医療機関に対する購買額上位90%の製品を対象に、専門家の意見を参考にしながら帯量購買の談判交渉を行うというものだ。
折衝対象231の医薬品:
また、談判交渉のプロセスが明示されている。
1.専門家が折衝医薬品リストを精査、“談判選定価格範囲”を確定
2.対象企業に対して折衝予定医薬品リストを公布。《談判選定価格範囲確認書》を送付
3.対象企業は“談判選定価格範囲”に同意する場合、《値下げ自主承諾書》を作成
4.談判の場で《値下げ自主承諾書》を提出。談判対象の品目間で“申請値下げ幅”により選定が行われる。
5.現場での談判を2回実施
6.談判に成功した企業は《談判成功確認書》にサイン
つまり談判参加希望企業は、まず専門家が設定した“談判選定価格範囲”を確認する必要がある。その範囲を受け入れられない場合はその時点で終了となる。
企業は《値下げ自主承諾書》を提出。グループ内の申請企業数に基づき、申請値下げ幅の小さいものから淘汰され成功品目および企業が確定される。
以上
この記事は各種公開情報等を基に、ibgが内容を作成したものです。