2019年 中国の西洋薬市場

上記は2019年の西洋薬市場データを、チャネル別に纏めたものだ。
金額ベースで見ると、①コア病院(大病院)が最も大きく、外資系製薬メーカーが主力市場として戦っているマーケットだ。
分級診療・VBPなどの影響もあり、②薬局市場だけでなく、③県域病院や④社区衛生服務中心へのカバーも行われている状況だ。
19年→20年 コア病院市場の状況

上記は、コア病院市場規模を纏めたものだ。
2020年上半期は新型コロナウイルスの影響もあり、病院での診療患者数が減少した。その分、オンライン病院・薬店が発展したのは皆さんご存じのことだと思う。
領域別の実績を見ると、抗癌剤は20年上半期の売上が、前年同期比でプラスとなっている。これは中国医薬品メーカーが注力するPD-1といった抗癌剤の新薬が多く上市したり、それらが医療保険収載されたことなどが原因と考えられる。

上記は、コア病院市場に対するVBPとNRDL国家談判の影響を見たスライドだ。
2019年以前の国家談判品は抗癌剤が多く、先程述べた2020年上半期に抗癌剤が伸びた理由として、やはりNRDL収載は1つの要因と考えられる。
さいごに
2021年も本ibgHealthcare Newsを発信していきます。
不定期な更新となり大変恐縮ですが、本年も参考になりそうな情報をお届けしたいと思います。宜しくお願いいたします。
以上
この記事は各種公開情報・ibg経験等を基に、ibgが内容を作成したものです。